SAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法
続いて、SAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法についてです。
こちらも、1次試験と同様に、かなり情報が少なく、情報収集に苦労しました。。
まずは2次試験の概要からご紹介します。なんと、2次試験には論述問題があるのです。
①テイスティング30分(日本酒4種類、焼酎2種類)
②論述2題20分
※今年はコロナウイルスの関係で、テイスティング時、吐き出すことが出来なかったため(!)、酔っ払ってしまった後に論述問題を解くことを懸念されてか、論述→テイスティングの順番となりました。
10/12 呼称資格認定試験(第二次)テイスティング銘柄発表│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)
※試験終了後には上記のような形でソムリエ協会から銘柄などの簡易的な模範解答が発表されます。テイスティングコメントについては模範解答は発表されません。
日本酒は香りや味わいのコメントと共に、品種米を問う問題などが出題されます。
焼酎については香りなどのコメントは不要で、常圧蒸留か減圧蒸留かを問う問題とともに、焼酎の原材料を問う問題が出題されます。
試験合格を目的とした、日本酒のテイスティング練習に役立ちそうな参考書は残念ながら見当たらなかったため、私は以下のトレーニングを行いました。
【通ったスクールの単発講座】
レコールデュヴァンのSAKE DIPLOMA対策用の講座に9月下旬から片手で数えられる程度通いました。
(参考書も買っていないし、日本酒はそもそも金額がワインに比べて安いのでスクール代に投資するのもやむなし…と判断しました)
講座を選ぶ | ワインスクール レコール・デュ・ヴァン (duvin.jp)
※試験直前に2次試験対策用の講座については案内があるようで、現在は掲載されていません。(1次試験対策+tastingも含んだ内容の講座もあるようです)
こちらのスクールのSAKE DIPLOMA対策講座には、ワイン受験.comでおなじみの山崎先生(元アカデミーデュバンのワイン講師)も在籍していらっしゃり、運が良ければ講座に申し込むことが出来ます。
こちらの単発講座受講で私が目的としていたことは、
①吟醸、大吟醸、純米、純米吟醸、純米大吟醸、生酛、山廃、本醸造 それぞれのテイスティングコメントシートを入手すること。
②先生に論述問題がどんなものか聞くこと。
の2点です。
①については、講座で取り扱う種類のお酒についての模範解答が得られますので、模範解答さえGETすれば、スーパーマーケットでそれぞれのお酒を買って家でひたすら練習を繰り返すのみです。。
純米酒のお米由来の香りとアルコール添加を行ったすっきりとした香りの違いを徹底的に身体にしみこませる必要があります。
②については、驚きですが、、、
与えられたマス目を埋めればよほどのことがない限りは得点は貰えるとのことでした。
論述対策用に、また暗記をしなければいけないのかと焦っていましたが、そんなことはないようです。
過去問題を確認したり、ナナメキカクの重点ポイント集を気分転換に読んだりして、忘れないようにする程度にして、あまり論述試験対策用に時間は割きませんでした。(それでも合格できたので大丈夫だと思います…)
私がトレーニングとして行ったことは
①2日に1回はテイスティングの練習を行う(1回30分程)
-生酛や山廃は分かり易いのでそれ以外の基本8種について、トレーニングを行うときはすべて飲み比べを行い、テイスティングコメントシートを書く。
②週末は焼酎のテイスティングの練習も行う(1回10分程)
-芋、米、麦、黒糖、泡盛を用意し、銘柄当てクイズを行っていました。
(私は焼酎があまり好きでないので苦労しました…)
ワインエキスパートの試験勉強と並行して行っていたこともあり、もう飲みたくない!!と思う毎日でしたが、だんだんと純米酒から白玉粉の香りなどもわかるようになってきたときはとても嬉しく、楽しくなってきました。
W受験をされる方にとっては中々大変なトレーニングだと思いますが、ぜひ頑張ってください!!